2013年 09月 11日
森の中、草の中のお茶時間、そして明日は善隣館茶会です。 |
9月8日は雫石のはらっぱ&森で「木っこで遊ぶ」という催しがあり、私は外のデッキでお茶を淹れました。
雫石町を何度も訪れている早稲田大学の建築関係の学生&OB&先生が、未活用の広い広い町有地の中で「この場所!」と選んだ小高い山の上に、何日もかけて作ったというデッキの上で、お茶席を設けました。
草ぼうぼうの山には、少し前に刈り払ったという曲がりくねった小道がついています。そこに茶席を作るため、天板や椅子を運び上げ、茶道具は大きな山菜用のかごに入れて背負って登りました。(なぜか、私がかごを背負った姿は、とても様になる、と好評でした(笑)!)
この場所は、目の前に裾野から立ち上る大きな岩手山が見える絶景の場所。この日は雲で隠れていましたが、それでもなお、すそ野の広がりが見て取れ、大きな広々した気持ちになれるように思いました。
一日、よい気分でお茶を楽しみました。ご来場の皆様、スタッフの皆様、ありがとうございました!!
雫石町のホームページでも、イベントの様子を紹介しています。茶席の写真も載っています。
こちらからどうぞ。→■
9月9日は、青森の方からお客様がお越しくださり、お昼~お茶を楽しみました。
お客様のおかげで、とても気持ち良く、心満たされるお茶の時間をいただきました。
お帰りになって、時間が経つほどに、この日のお茶は、お客様のお茶の心に支えられたものだったなあ、としみじみと思うのです。
「今日のこのお茶は、一生に何度もあるものではないと思います」
とおっしゃっていただいた時、おもいがけず、大変ありがたいことだと思いました。
過分なお褒めの言葉をいただいたな、と思う一方、時間が経つにつれ、確かに、あの日のあのお茶は一生にあの時だけであったし、毎日のお茶も本当はその時だけのものであって、その意味で、お言葉の通りだと思いました。
未熟な私のお茶も包み込んでくださったお客様、ありがとうございました。
そして昨日9月10日は、陸前高田へ。京都から龍谷大学伊達ゼミの4回生の6人と伊達先生がいらしていて、気仙茶の作業もボランティアで手伝ってくださるとのことだったので、一緒に作業をしに行きました。
6月の茶摘み時期以来の再会。学生のみなさんは、ゼミ合宿で2回、有志として1~2度目、計3~4回目の高田訪問です。本当に頭が下がります。
昨日は、気仙茶を守る会のメンバーも6人参加。(それぞれの仕事や都合をやりくりして作業参加いただき、メンバーもお疲れ様でした!)午前午後もびっちりお茶畑作業。地面に這いつくばるような草取り作業。小さな苗木、小さな芽を育てるための作業です。
昨年の3回生が刈り込んで再生に着手してくれた、津波を受けたお茶の木は、1年経って、立派に青々と茂っています。1週間後に今年の3回生が来たら、その畑の手入れをしてもらおうと思います。こうして、先輩たちの作業を引き継ぎ、再生の芽を大きく育てていってほしいと思います。
さて、明日は、善隣館茶会。午前の部にはたくさんのお客様がお申込みくださっているとのこと、ありがたく思います。新しくご紹介するお茶を交えてお持ちします。ひとときゆっくりお過ごしいただきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
by xiaoxiangtea
| 2013-09-11 11:46