2012年 09月 06日
津波を受けたお茶の木の刈り込み |
伊達ゼミ二日目の作業は、津波を受けた小友のKさんのお茶の木の刈り込みをしました。
この日は、3列あるお茶の列の、一番下の1列を刈ることにしました。
刈る前はこのような状態でした。
まず、蔓を払い、草刈り機で刈ったり、中刈機で行けるところまで刈り込みました。
すると、下の方から出てきている葉がよく見えるようになってきました。
その後は手作業で、剪定鋏で切ったりしながら、枯れた枝を取り除いていきました。
枯れた枝、幹の中には、ちょっと力をかければ根元からポキンと折れてしまうものもありました。かなり太い幹もどんどん折れていきます。
木は、こうして、大半を枯れさせながら、生き残れそうな枝に全力を傾けて残したのだと思いました。
木には、たくさんの流れ着いた物もひっかかっていました。カキ殻や衣類などもありました。津波の痕がそのまま残っていました。
元々は、誰が捨てたわけでもないもの、使っていた用具、着ていた服、養殖棚にあったカキ・・・だから、ゴミ、と呼ぶべきではないものだけれども、でも、お茶の木や、畑の方にとっては、そこにあるべきものではないものが、そのままにあるのは、辛いことでした。
壊れたプラスチックの容器や漁業用の網やビニールの紐・・・できるだけきれいに片づけました。
暑い中、午後も作業を行い、なんとか一列を整理することができました。
ほとんどの木が、生き残り、勢いのある葉を出していました。
風通しをよくして、光が入り、生き残り新たに芽吹いた葉が、育っていってほしいと願います。
このお茶の木を育てていたご家族は、多くの方が今はもういらっしゃらないのだとお聞きしました。
私たちが、お茶の木を刈り込ませていただくことになりましたが、枯れ枝の中でなんとか生きているお茶の木を生きさせたい、助けたい、という、抑えきれない気持ちがある一方で、このようなことしかできないということに、胸が詰まる思いがします。お茶の木が再生することが、何になるのだろうか、という思いを持ちつつも、風にそよぐ数少ないながらも力強い新芽の姿に、もしも祈ってもよいのならば、ただただ祈るような気持ちです。何を祈るのか、うまく言葉にはできませんが。
上の2列の刈り込み作業は、まだ残っています。これも時間を見て、気仙茶の会で手掛けていきたいと思っています。
昨日の作業の参加された、伊達ゼミのみなさん、NICEのみなさん、気仙茶の会のみなさん、お疲れ様でした。
特に伊達ゼミの皆さんは、強行軍で体力的にもハードな中、一生懸命作業をがんばってくださいました。地元勢もそれに応えてがんばり、だいぶ作業がはかどったと思います。熱意に感謝です!本当に、お疲れさまでした。
この日は、3列あるお茶の列の、一番下の1列を刈ることにしました。
刈る前はこのような状態でした。
まず、蔓を払い、草刈り機で刈ったり、中刈機で行けるところまで刈り込みました。
すると、下の方から出てきている葉がよく見えるようになってきました。
その後は手作業で、剪定鋏で切ったりしながら、枯れた枝を取り除いていきました。
枯れた枝、幹の中には、ちょっと力をかければ根元からポキンと折れてしまうものもありました。かなり太い幹もどんどん折れていきます。
木は、こうして、大半を枯れさせながら、生き残れそうな枝に全力を傾けて残したのだと思いました。
木には、たくさんの流れ着いた物もひっかかっていました。カキ殻や衣類などもありました。津波の痕がそのまま残っていました。
元々は、誰が捨てたわけでもないもの、使っていた用具、着ていた服、養殖棚にあったカキ・・・だから、ゴミ、と呼ぶべきではないものだけれども、でも、お茶の木や、畑の方にとっては、そこにあるべきものではないものが、そのままにあるのは、辛いことでした。
壊れたプラスチックの容器や漁業用の網やビニールの紐・・・できるだけきれいに片づけました。
暑い中、午後も作業を行い、なんとか一列を整理することができました。
ほとんどの木が、生き残り、勢いのある葉を出していました。
風通しをよくして、光が入り、生き残り新たに芽吹いた葉が、育っていってほしいと願います。
このお茶の木を育てていたご家族は、多くの方が今はもういらっしゃらないのだとお聞きしました。
私たちが、お茶の木を刈り込ませていただくことになりましたが、枯れ枝の中でなんとか生きているお茶の木を生きさせたい、助けたい、という、抑えきれない気持ちがある一方で、このようなことしかできないということに、胸が詰まる思いがします。お茶の木が再生することが、何になるのだろうか、という思いを持ちつつも、風にそよぐ数少ないながらも力強い新芽の姿に、もしも祈ってもよいのならば、ただただ祈るような気持ちです。何を祈るのか、うまく言葉にはできませんが。
上の2列の刈り込み作業は、まだ残っています。これも時間を見て、気仙茶の会で手掛けていきたいと思っています。
昨日の作業の参加された、伊達ゼミのみなさん、NICEのみなさん、気仙茶の会のみなさん、お疲れ様でした。
特に伊達ゼミの皆さんは、強行軍で体力的にもハードな中、一生懸命作業をがんばってくださいました。地元勢もそれに応えてがんばり、だいぶ作業がはかどったと思います。熱意に感謝です!本当に、お疲れさまでした。
by xiaoxiangtea
| 2012-09-06 13:10