2012年 08月 06日
全長300メートルの畦畔茶園の剪定! |
皆様お元気でいらっしゃいますか?
私たちは、先週8月3日(金)4日(土)もまた、気仙茶の剪定に行ってきました!
今回のメインは、気仙茶の、畦畔茶園の中でも最大級の熊谷さん茶園の剪定でした。
3日は、気仙茶の会の菊池会長と、我々極楽ヒヨコ組の3人で、剪定前の蔓払いや、今回のために会長が改造した、剪定用機械・中刈機の改造バージョン、その名も「気仙ぼうぼう畦畔茶対応型改造中刈機」の試運転を行いました。
この茶園は、地元中学校で、毎年摘んでいる場所で、また、気仙茶の発祥と言われる、陸前高田の米崎町の「中陣(なかじん)」地区にあり、現存する気仙茶の畑の中では、最も規模が大きく古いと考えられる茶園です。
ここは気合を入れて作業しなければ。
まず、本当は何メートルあるのか実測しよう、と、メジャーを持って茶園の奥まで。
1列100メートルと言われていましたが、なんと、180メートルもありました!
2列目は120メートルでしたので、合わせて300メートルの畦畔茶園ということが判明!
次に蔓払い。震災で、昨年は、手入れができなかったという茶園では、枯れた蔓に、今年の蔓が絡むような状態で、なかなか力が要ります。
そして、いよいよ、気仙ぼうぼう畦畔茶園対応型改造中刈機の登場です!
これは、会長が先週月曜日から、試行錯誤(時にはぶっ壊しながら)して、鉄工場に行ったり、加工できる友達の助けを借りながら作ったものだそうです。
ちなみに、もともとの中刈機は、こういうものです。
さて、改造型、その姿は・・・
なんじゃこりゃー?な形です。
しかしこれは、もともとのハンドルではとても、急傾斜に、幅広く茂っているここのお茶は刈れないこと(お茶の木が邪魔で、手が届かない)、また、ハンドルが自在に動く方が茶の木に沿ってできること、から工夫した、苦心の形なのです。
そして、使ってみると・・・
エンジン側がリードし、鉄パイプを支える方がついていく感じなのですが、お茶があまりにも茂っているために、鉄パイプもろとも茶の木の中に吸い込まれそうです。
鉄パイプ側は、なんじゃこりゃーな顔ですが、しかし、作業は順調に進みました。
会長は「成功成功。これで明日は大丈夫だな!」と満面の笑み(笑)。
こうして、翌4日、迎えた本番。
当日は、日本国際ワークキャンプセンターのボランティアも4人参加してくださり、気仙茶の会のメンバー6人と一緒に作業をし、無事、午前中で、全長300メートルの畦畔茶園をほぼ全て剪定終わりました!
これで、来年の地域の茶摘みに、また一歩、近づきました。
by xiaoxiangtea
| 2012-08-06 11:04