2007年 08月 28日
川を渡る風のような人 |
先日、しゃおしゃんの玄関に懐かしい笑顔の男性が現れました。
「覚えていますか?」
15年前に、県北の町のスポーツサークルでお世話になったNさんでした。
その後すっかりご無沙汰をしておりましたので、15年ぶりの再会でした。
今は、お年寄りのお世話をする仕事をなさっているとのこと。
お茶のことは何もわからないけれど、何かお年寄りが喜んでくださるお茶を、というご所望でしたので、「健康で長生きしているお茶の木の葉」のお茶「千年古茶青プーアール」と、やさしくやさしく身体にしみわたる「雲南黒プーアール」をお勧めし、千年古茶青プーアールを試飲していただくことになりました。
お茶を差し上げると、静かに真剣にお茶に向き合って召し上がってくださいました。
召し上がった後、しばらくの間があり、そして
「このお茶は、透明なお茶ですね」
「胃の中にすうっと落ちて行って、その後、お腹がじんわりと温まってきますね」
そして
「押し付けのないお茶ですね」
とおっしゃいました。
それからは、お茶を召し上がっていただきながら、合間に、仕事の話などを聞いたり話したりしました。
聞くと、私がお世話になっていたあの頃から、いろいろな仕事をなさっていらしたとのこと。決して平坦な道ではなかったけれど、今この仕事をして、いろいろな人生を過ごしてこられたお年寄りと話をすると、自分の今までの「回り道」の生き方も無駄ではなかったな、それがあったからこそお気持ちを少しでもわかることができるんだな、全てつながっているんだなと思うんですよ、と笑っておっしゃいました。
そして、何杯目かのお茶を召し上がって、「どの道も同じなんですね」とおっしゃいました。
気が付くと、私自身、不思議と清んだ気持ちになっていました。
北上川から、気持ちよい風が吹いてきました。
改めて、15年という時間を考えました。
ああ、Nさんは、透明な風のような人になったのだなあ、と思いました。
「覚えていますか?」
15年前に、県北の町のスポーツサークルでお世話になったNさんでした。
その後すっかりご無沙汰をしておりましたので、15年ぶりの再会でした。
今は、お年寄りのお世話をする仕事をなさっているとのこと。
お茶のことは何もわからないけれど、何かお年寄りが喜んでくださるお茶を、というご所望でしたので、「健康で長生きしているお茶の木の葉」のお茶「千年古茶青プーアール」と、やさしくやさしく身体にしみわたる「雲南黒プーアール」をお勧めし、千年古茶青プーアールを試飲していただくことになりました。
お茶を差し上げると、静かに真剣にお茶に向き合って召し上がってくださいました。
召し上がった後、しばらくの間があり、そして
「このお茶は、透明なお茶ですね」
「胃の中にすうっと落ちて行って、その後、お腹がじんわりと温まってきますね」
そして
「押し付けのないお茶ですね」
とおっしゃいました。
それからは、お茶を召し上がっていただきながら、合間に、仕事の話などを聞いたり話したりしました。
聞くと、私がお世話になっていたあの頃から、いろいろな仕事をなさっていらしたとのこと。決して平坦な道ではなかったけれど、今この仕事をして、いろいろな人生を過ごしてこられたお年寄りと話をすると、自分の今までの「回り道」の生き方も無駄ではなかったな、それがあったからこそお気持ちを少しでもわかることができるんだな、全てつながっているんだなと思うんですよ、と笑っておっしゃいました。
そして、何杯目かのお茶を召し上がって、「どの道も同じなんですね」とおっしゃいました。
気が付くと、私自身、不思議と清んだ気持ちになっていました。
北上川から、気持ちよい風が吹いてきました。
改めて、15年という時間を考えました。
ああ、Nさんは、透明な風のような人になったのだなあ、と思いました。
by xiaoxiangtea
| 2007-08-28 15:24