2006年 06月 22日
ただいま帰りました |
製茶が終わってからも、工場のお掃除、お茶の木の剪定や蔓掃い、まだ手入れをしていない放置茶園の草取りなどで、充実した毎日を過ごしました。
途中、お茶の木の持ち主の方々のおうちにお邪魔して昔のお茶づくりの話を聞いたり、お水の美味しいところに住んでいる友達を訪ねて湧き水をいただいたり、そのまた近所に住む、羊を飼いながらそのウールで作品を作る友達を訪ねたり。みんな気仙の風土の中で、土と共に生きている人たちだから、その暮らしの場所に行くとどっしりとした安心感を感じます。私自身もどんどん元気が満ちてくる気がしました。
出来上がったお茶は、どれもすっきりと爽やかで味わいに厚みを持ちながら、それぞれの茶園の環境によって、個性的な味わいに出来上がりました。今の段階でも、何煎も飲めて美味しいお茶たちです。
この場所のこの木たちを、こう摘んで、こう作ると、こんなお茶が出来る・・・。そのデータをまた一つ自分の中で積み重ねることができました。それが私の財産です。
盛岡に戻れば、焙煎の作業が待っています。これらのお茶を、こう焙煎するとこうなる、という経験ができるのも、またかけがえのない財産です。一つ一つの積み重ねで、また少しお茶を知ることができることが、ただただ嬉しいです。このような経験ができるのも、本当に多くの方々の手助けのおかげ。ただただありがたいです。
美味しいお茶に仕上がったら、是非みなさまに召し上がっていただきたい。一緒にこれらのお茶を愛でていただければと思います。どうぞ楽しみにお待ちください。
by xiaoxiangtea
| 2006-06-22 08:11
| 気仙茶ものがたり