2006年 06月 15日
お茶づくりが終わりました |
ご無沙汰しています。皆様お元気ですか?
私は気仙に来て1週間になりました。昨日で気仙茶づくりが一段落し、今日から後片付けモードに入っています。
6月11日(日)に第一弾の茶摘(やぶきた・在来種)を行い、6月12日(月)に蒸し製緑茶に製茶。6月13日(火)に第二弾の茶摘(在来種)を行い、夕方から一晩中、萎ちょう(発酵)作業を行い、昨日14日(水)の朝から釜炒り・揉み・乾燥を行いました。
気仙地方はここ数日ずっと雨がちのお天気でしたが、お茶を摘んだ日は前日の日中から雨が上がり、当日も奇跡的に晴れてくれました。まずまず状態のよい茶葉だったと思います。
今回の茶摘には、のべで50人に上る方々にご協力いただきました。しゃおしゃんのお客様をはじめ、東京・九州方面から日本茶インストラクターの方々にも参加いただきました。また、製茶や茶摘について、地元の農協さんや、市役所、県の地方振興局のみなさんほか、地元の有志の方々に大変お世話になりました。
去年、台湾の宋師匠のお茶づくりを間近で見て勉強したことを思い出しながら、今年初めてひとり立ちして烏龍茶の製茶を行いました。茶籠を何度も揺らしたので、手のひらにマメも出来ました。
出来あがりは?昨日、今日と飲んだところでは、爽やかで涼やかな甘味がいつまでも残り、最後まで何煎も飲める、やさしいお茶になったように思います。在来種のもつ甘味、清らかさが活きたお茶になったようで、少しほっとしています。緑茶の方も、やぶきた、在来種それぞれに製茶して、持ち味がよくわかる、味わい深いお茶になったと思います。今はまだ味が不安定で、ここ数日どんどん変化していくはずですし、焙煎によってまた味わいが変わってきますので、完成までまだまだ観察が続きます。このお茶たちが、これからどんな味わいを表現してくれるのか、楽しみです。
出来あがったお茶を前にして思うこと。
茶摘期間の天気だけでなく、茶葉の成長期の気候や冬の寒さにいたるまで、本当にお天道様のおかげ。
気仙の澄んだ空気、草花や木々に囲まれた清浄な土地が、お茶の木を育んでくれた。
また、それを摘んでくれた方々、草刈りを手伝ってくれた方々、製茶工場のみなさんがいなければ出来あがらなかった。
さらには、このお茶の木を植えてくれた人、茶園を快く提供してくださる所有者の方々、そして、気仙茶を何百年も大切に守ってきた地域の暮らしがなければ、出来あがらなかった。
みーんなみーんな、おかげさま。ありがとうございました。
大切なお茶は、これから焙煎を経て、納得がいく味わいになったら、このお茶が持つポテンシャルが最大に発揮できたら、その時にお客様皆様にもご紹介したいと思います。どうぞ楽しみにお待ちいただければ幸いです。
私は気仙に来て1週間になりました。昨日で気仙茶づくりが一段落し、今日から後片付けモードに入っています。
6月11日(日)に第一弾の茶摘(やぶきた・在来種)を行い、6月12日(月)に蒸し製緑茶に製茶。6月13日(火)に第二弾の茶摘(在来種)を行い、夕方から一晩中、萎ちょう(発酵)作業を行い、昨日14日(水)の朝から釜炒り・揉み・乾燥を行いました。
気仙地方はここ数日ずっと雨がちのお天気でしたが、お茶を摘んだ日は前日の日中から雨が上がり、当日も奇跡的に晴れてくれました。まずまず状態のよい茶葉だったと思います。
今回の茶摘には、のべで50人に上る方々にご協力いただきました。しゃおしゃんのお客様をはじめ、東京・九州方面から日本茶インストラクターの方々にも参加いただきました。また、製茶や茶摘について、地元の農協さんや、市役所、県の地方振興局のみなさんほか、地元の有志の方々に大変お世話になりました。
去年、台湾の宋師匠のお茶づくりを間近で見て勉強したことを思い出しながら、今年初めてひとり立ちして烏龍茶の製茶を行いました。茶籠を何度も揺らしたので、手のひらにマメも出来ました。
出来あがりは?昨日、今日と飲んだところでは、爽やかで涼やかな甘味がいつまでも残り、最後まで何煎も飲める、やさしいお茶になったように思います。在来種のもつ甘味、清らかさが活きたお茶になったようで、少しほっとしています。緑茶の方も、やぶきた、在来種それぞれに製茶して、持ち味がよくわかる、味わい深いお茶になったと思います。今はまだ味が不安定で、ここ数日どんどん変化していくはずですし、焙煎によってまた味わいが変わってきますので、完成までまだまだ観察が続きます。このお茶たちが、これからどんな味わいを表現してくれるのか、楽しみです。
出来あがったお茶を前にして思うこと。
茶摘期間の天気だけでなく、茶葉の成長期の気候や冬の寒さにいたるまで、本当にお天道様のおかげ。
気仙の澄んだ空気、草花や木々に囲まれた清浄な土地が、お茶の木を育んでくれた。
また、それを摘んでくれた方々、草刈りを手伝ってくれた方々、製茶工場のみなさんがいなければ出来あがらなかった。
さらには、このお茶の木を植えてくれた人、茶園を快く提供してくださる所有者の方々、そして、気仙茶を何百年も大切に守ってきた地域の暮らしがなければ、出来あがらなかった。
みーんなみーんな、おかげさま。ありがとうございました。
大切なお茶は、これから焙煎を経て、納得がいく味わいになったら、このお茶が持つポテンシャルが最大に発揮できたら、その時にお客様皆様にもご紹介したいと思います。どうぞ楽しみにお待ちいただければ幸いです。
by xiaoxiangtea
| 2006-06-15 14:58
| 気仙茶ものがたり