2015年 01月 16日
昨日は、新年初の善隣館茶会でした。 |
午後の部は、いつものメンバーに加えて、気仙茶を研究した、盛岡の小学生K君とお母さんがいらっしゃいました。今度は気仙茶の花を見たい!とK君。すると、大船渡の盛の出身の80代のMさんが、「お茶の花は盛でもあちこちで咲いていたもんだ。お茶の花はいいよ~」と教えて下さいました。思えば、気仙の人達で、お茶の花の話をするとき、Mさんと同じようなお顔で「いいよ~」とおっしゃる方に、たくさん出会いました。
夜の部は、初めていらした方々や、冬場、お仕事が少し余裕ができるので、といらしてくださった久々のお顔も。「お茶の会に来ると体が温まる」「気づいたら、お茶を飲む前に既に温まり始めている」という興味深いご感想もありました。この場に来ると、身体が、弛むからかな、とおっしゃっていました。
一人で飲むお茶もよいものですが、善隣館で一緒にお茶を楽しむ時間、は、また、かけがえないなあといつも思います。一緒に飲んでいるからこそ、安心して、自分に帰る。そんな瞬間がふっと現れます。最後の一杯を飲んだ後に訪れたしばらくの沈黙の時間。それぞれがお茶と、体と、対話する時間。この静かな瞬間が、力になるのではないか、なればいいな、と思います。
(写真は、今月のお品書きのカバーに使ったものです。本当に桜みたいな、ケヤキの雪景色です)
by xiaoxiangtea
| 2015-01-16 17:21